若いうちに世界へ出よう!

執筆者
五代 幸平
留学先
University of Miami Miller School of Medicine

私はできるだけ若いうちに留学する方が良いと考えています。それは早く視野を広げた方が、その後の人生に有意義であると考えるからです。同時に英語の習得にも効率が良いと思います。

留学すると、日本では経験しない出来事に日々遭遇します。その出来事を通して、好むと好まざるとにかかわらず、人としての幅を広げられます。世界では様々な価値観があり、様々な常識があるという現実を「アタマ」ではなく「カラダ」で感じることでしょう。そのような経験は、いくら沢山の本を読んでも日本に居ては絶対に得られないものです。

現代は激動の時代です。今後、所属している組織が無くなる、もしくは日本という国が無くなるという可能性は常にあります。そのような現代を生き抜くためには、日本のどこでも、あるいは世界のどこにいても生きていける能力が必要です。その能力は研究に関する能力だけではありません。様々な土地で生きてゆくための知識や交渉力も重要です。その能力を鍛えるには、世界に出るのが一番です。

もちろん世界で活躍するためには英語が欠かせません。この場合の英語は完ぺきなものでなくて良いと思います。自分の意見を相手に伝え、相手の意見を聴き、議論できるだけのコミュニケーション能力があれば良いのです。そこでは発音や文法の正しい英語よりも、相手に伝わる英語の方が「正しい」英語なのです。伝わる英語はどのようなものなのか、それも留学すると自然と経験します。

自己紹介が遅れましたが、私は医師7年目の麻酔科医であり、現在University of Miami Miller School of Medicineに留学中です。大学院で疼痛メカニズムに関する基礎研究を2年間行ったのち、さらに基礎研究について学ぶためにアメリカ留学を希望しました。

臨床医師の留学では、2-3年で所属している医局に戻ることが多いと思います。医局の人事の影響を受けるため、希望の時期に留学できるとは限りません。私の所属する医局では、医師10年目以降に学位を取得したのちに海外留学することが一般的です。学位取得後のほうが申請可能な留学助成金が多く、大学の助教であれば留学中も一定の割合で給与取得可能です。また業績も多いため、留学先からも給与を貰いやすいという面もあります。そのため金銭面のみを考えた場合は、学位取得後の方が有利でしょう。しかし私は絶対に留学したいと考えていたので、学位取得前ではありましたがお話を頂いたときにすぐに留学を決めました。

まだ半年ほどのアメリカ生活ですが、既に多くの事を体験しました。人としての幅が広がり、英語を含めて自己の能力が向上していることを実感しています。金銭面では厳しいところもありますが、早く留学して良かったと感じています。若者よ、人生は一度だ。世界で活躍しよう!

2015/04/19

関連タグ
留学前ドキドキ編
留学のすゝめ!
編集後記
インターネットを通じて、瞬時に世界中の情報が分かる時代。こうした時代だからこそ、「アタマ」でなく「カラダ」で感じることに大きな価値がでることを感じました。留学のタイミングについても、従来の慣習について自身で問うことで、様々なオプションが見えてくるように思いました。五代さん、ご寄稿頂き有難うございます。(佐々木敦朗)
編集者
Atsuo Sasaki
UJAでは留学体験記を執筆して下さる方を随時募集しております。ご興味のある方は、UJA留学体験記編集部までお気軽にご連絡下さい。留学体験記 編集部: findingourway@uja-info.org